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表千家・歴代の家元

表千家★歴代の家元 お茶

茶道は、室町時代に
村田珠光(じゅこう)によって始められ、
武野紹鴎(じょうおう)を経て、
千利休(りきゅう)によって完成。

現在は、
千利休から数えて14代目
而妙斎(じみょうさい)千宗左(せんそうさ)家元ですお茶

 代     斎号            道号法諱     生没年
 初代  千利休 (せんのりきゅう)        天正19年没 70才(1522~1591.2.28)
 2代  少庵宗淳(しょうあんそうじゅん)     慶長19年没 69才(1546-1614.10.10) ※利休の後妻宗恩の連れ子
 3代  元伯宗旦(げんぱくそうたん)       万治元年没 81才(1578-1658.12.19)   
  ~・~・(3代目まで、表千家も裏千家も同じ)~・~・
 4代  江岑宗左(こうしんそうさ)逢源斎     寛文12年没 60才(1613-1672.10.27)
 5代  隋流斎(ずいりゅうさい)  良休宗左   元禄4年没  42才(1650-1691.7.19)
 6代  覚々斎(かくかくさい)   原叟宗左   享保15年没 53才(1678-1730.6.25)
 7代  如心斎(じょしんさい)   天然宗左   寛延4年没  47才(1705-1751.8.13)
 8代  啄斎 (そったくさい)   件翁宗左   文化5年没  65才(1744-1808.10.6)
 9代  了々斎(りょうりょうさい) 曠叔宗左   文政8年没  51才(1775-1825.8.7)
10代  吸江斎(きゅうこうさい)  祥翁宗左   万延元年没 43才(1818-1860.6.6)
11代  碌々斎(ろくろくさい)   瑞翁宗左   明治43年没 74才(1837-1910.1.7)
12代  惺斎 (せいさい)     敬翁宗左   昭和12年没 75才(1863-1937.7.18)
13代  即中斎(そくちゅうさい)  無盡宗左   昭和54年没 78才(1901-1979.8.29)
14代  而妙斎(じみょうさい)   宗左                   (1938-    )※当代
  代  猶有斎(宗員)   

表千家の家元は、
4代目江岑の諱、宗左を受け継ぎ、
家元後嗣(若宗匠)は、宗員
隠居してからは元伯の諱、宗旦を名乗る伝統である。


6代・覚々斎は、町方への普及、
7代・如心斎は、組織改革、
8代・啄斎のとき(1788年)の大火により、表裏両千家は伝来の道具のみを残して数々の茶室はすべて焼失
等で、有名です。
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歴史

茶の湯は、
「おいしいお茶をもって、
主客ともに楽しみ、心を通いかわせること」
に、大きな意義がありますハート

稽古をつうじ、その古き心を学べますハート


私、出身が堺ですが、
10代は、中途半端な町としか思っていなかったです笑

茶道を習い始め、
自分の住んでいる町が
歴史的に活気ある土地であったと
著名人を生み出した町だったと気付きメロメロ
誇りを持つようにハート


茶の湯の歴史をお勉強してみましたハート


茶道は茶道部~茶わん~茶せん
ただ、茶をいれて飲むだけでなく、
生きていく目的や考え方
茶道具・茶花・茶室に置く美術品など、
広い分野にまたがる総合芸術とされていますキラキラY


①奈良時代
・遣唐使 留学僧が薬用として持ち帰る。
   茶を飲む習慣と茶の製法は遣唐使によってもたらされた。
   (しかし、当時は根付かず。)


②平安時代
・臨済宗 僧栄西が 
    茶の種 道具一式 点て方を日本に伝える。


③鎌倉時代
・禅宗を伝えた栄西や道元によって、薬として抹茶が持ち込まれた。
・禅宗の広まりと共に精神修養的な要素を強めて広がっていった。
・茶の栽培が普及すると茶を飲む習慣が一般に普及。


④南北朝時代
・一定の場所に集まって
  茶の「本非(ほんぴ)」を当てる遊技である闘茶が流行




⑤室町中期
・僧から公家 武士に広がる。
    大名の間で盛大な茶会を催すことが流行。
    (大金を使い、当時もてはやされた本場中国の茶器「唐物」を使用。
     これを「唐物数寄」と呼ぶ。)


・貴族の建築であった書院造りが住宅として普及し、
    会所で催されていた茶会が
    書院の広間で行われるようになり、
    足利義満・足利義教の同朋衆の能阿弥(のうあみ)は
    書院茶の作法を完成させた。

これに対し、

村田珠光
    亭主と客との精神交流を重視する茶会のあり方を説いた。
    (これがわび茶の源流・茶の湯の形となる。)
    同仁斉(銀閣寺東求堂)書院式茶道を指導した 
    大徳寺の一休禅師の弟子となり
    禅を茶の湯の思想とする。

 
    

⑥安土桃山時代
・堺の町衆である
  武野紹鴎が珠光の茶を受け継ぐ。
    書院台子を中心とした東山流
    唐物の茶器のかわりに日常雑器を茶の湯に取り入れ、
    「わび茶」を完成させ、
    単なる遊興や儀式・作法でしかなかった茶の湯が、
    わびと云う精神を持った「道」に昇華していく。


・紹鴎の弟子の千利休によって完成される。
    北向道陳に師事していた利休が紹鴎の門下に入る
    織田信長の時代に茶道の指南役 茶頭となる 
    利休のわび茶は武士階層にも広まり、
     蒲生氏郷、細川三斎、牧村兵部、瀬田掃部、
     古田織部、芝山監物、高山右近ら
     利休七哲と呼ばれる弟子たちを生んでいく。


⑧江戸時代初期まで
・茶の湯人口は、主に大名・豪商などが中心のごく限られたものであった。


⑨江戸中期
・町人階級が経済的勃興するとともに、飛躍的に増加した。
・町人階級を主とする新たな茶の湯参入者を迎え入れたのが、
   元々町方の出自である三千家を中心とする
   千家系の流派である。
   (この時、大量の門弟をまとめるために、
    現在に見られる組織形態:家元制度が確立)


・本来の茶道の目的である
人をもてなす際に現れる心の美しさ」が強調されるようになる。


・この際に大徳寺派の臨済宗寺院が大きな役割を果たし、
   利休流茶道の根本とされる
 「和敬清寂」という標語もこの過程で生み出された。


⑩幕末
井伊直弼が「一期一会」の概念を完成させた。
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許状・表千家

許状・免許状・相伝免状・お免状・表千家お茶茶せん 
お稽古することを許可する趣旨の書面のことをさします。


許状は、7段階あります。
どんなものがあるかといいますと・・・花



種類   申請料   修行期間
入門    5,000円
習事   10,000円  1年 (前の許状取得後)
飾り物  10,000円  1年   〃
茶通箱  20,000円  1年   〃
唐物   50,000円  2年   〃  (唐物を取ってから、講師の資格が取れます。)
台天   70,000円  2年   〃
盆天  100,000円           (盆天を取ってから、教授の資格が取れます。)


申請料とは別に、
家元にお渡しする『お玄関料?とお供え料?」も数千円~数万円が必要です。

上記の許状申請料とお玄関料等とは別に、
先生(師匠)への御礼もお渡しします。
金額は、基本的に許状申請料と同じ金額にします(お気持ちなので。)

白い封筒に「相伝料」と表書きし、
裏に自分の名前と金額を書きます。

※申請料は、参考程度にしてください。
講師によれば、
目的意識を持たれ、目に見えない色々な箇所にお金をかている講師もいらっしゃいますし、
趣味程度で習われてきた方もいます。
申請料ではなく、別の形をとられている講師の方もいます(謝礼をしない生徒を抱えている方もいますし)
ご縁を大切に、お茶の精神を学ばれてくださいませ。



『入門』あたりだと、ハウツー書籍が出ておりますが、
『茶通』あたりからは、口伝による伝授のみです花


↓割稽古からはじめて薄茶点前など茶道と聞いて思い浮かべるほとんど全てを含んでいる
入門
●割り稽古:薄茶の点前をする前に、まず基本となる動作の稽古をします。
        茶の湯の初歩の修行のたいせつな部分です、一つ一つの動作を正しく、
        しっかりと学び、稽古を積むことが大切です。
●略点前:瓶掛けに鉄瓶、またはポットなどを用いて薄茶を点てる、初歩の薄茶点前
●薄茶点前:御茶の稽古は薄茶に始まって、薄茶に終わるというくらい、大事な点前です。
       この中に、すべての点前の基礎が含まれています。

↓習事八箇条、飾物五箇条からなり、特別な状況や道具に即した変化を学ぶ
習事・習事八箇条:組合点・仕組点・長緒・盆香合・花所望・炭所望・茶筅飾・台飾の稽古許可
●組合点:建水が名物か由緒のある品物である時に行う点前。
       飾り付けは,棚に柄杓蓋置を飾り,水指の蓋に茶巾,茶筌,茶杓を飾り,
       棚前に,茶入を入れた茶碗を建水にのせて飾り付ける。
●仕組点:道具を運ぶ手間をはぶいたもので,佗た老人にふさわしい手前。
       棚に柄杓蓋置を飾り付け,茶入を棚前に飾る。
       建水に仕組んだ茶碗をのせ,一緒に持ち出す。
●長緒:大海茶入や老松茶器などの平たい茶入を
     入れるための袋を使った点前。
●盆香合:名物か由緒のある香合を盆にのせて扱う,炭点前。
       盆香合の場合は炉・風炉共に,香木二片を香合に入れて,たききるようにする。
       棚に盆香合を飾っておきます。
●花所望:花入が名物などの由緒ある時,または花が客その他より到来した場合,
       客に所望して,花をいけてもらう式法。
●炭所望すみしょもう:亭主の所望により客が炭をつぐ作法。
       炉のときだけに限られる。半田を用意して,底取りで灰に左巴をかいておく,
       中央に長火箸を置き,その上に斜めに底取りをおく。

飾物・飾物五箇条 :軸飾・壺飾・茶入飾・茶碗飾・茶杓飾
●軸飾り:掛物が御宸翰や,名物,由緒ある物であるときに,行います。
      巻いたままの軸を床壁に立て掛けておきます。
      客の,所望により床に掛けます。
●壷飾り:開炉のころ,口切の茶事に行います。
      この時,茶壷は,蓋をしてその上に口覆を掛け,口緒を結びます。
      客の所望により,拝見にだします。また,壷に飾り緒を掛けるか,
      網を掛けて,飾ってある時は,拝見を致しません。
●茶入飾り:茶入が名物か由緒のある時,点前に使わず,床にかざります。
       茶入は,盆にのせて飾ります.なお茶入には茶を入れません。
       客は茶入,しふく,盆を拝見する。
●茶碗飾り:同様に,茶碗が名物か由緒のある時に行います.
        茶碗は中に四つ折のふくさを入れ,その上に茶入を入れて,飾ります。
        客の所望により,茶碗を拝見にだします。
●茶杓飾り:同様に,茶杓が名物などの時に行います。
        盆の上に,ふくさをひろげ,右に茶杓,左に筒を置き,床に飾ります。
        盆は長角のものを用います。
●台飾り:棚に天目台を飾っておき,点てた濃茶を天目台にのせて客にだす,濃茶点前です。
      貴人の客に対する点前です.茶碗は天目を使いません.
●茶筌飾り:水指,茶入,茶碗,茶杓の四品中いずれかが名物か由緒ある品である時行います。
       水指の上には,蓋右に茶杓を,中央手前三分の一に茶巾を,
       その上に茶筌がのり,棚前に茶入をいれた茶碗を飾り付けます。

↓台子点前の準備段階として重要な道具の取り扱いを学ぶ
茶通箱 相伝による稽古事
茶通箱を使った濃茶点前花

唐物 相伝による稽古
文琳茶入などの唐物写しの茶入を用いる濃茶点前 真,行,草がある花

台天 相伝による稽古事
天目台を用いて行う濃茶点前花

盆天 相伝による稽古事
四方盆を用いた唐物点前花


↓台子点前
乱飾 相伝による稽古事

↓真台子を用いた奥儀
真台子(しんだいす、しんのだいす) 相伝による稽古事
真台子(しんだいす、しんのだいす)

乱飾と真台子はお家元宗匠より直接直伝。
古来より相伝の厳しさが今の世にも受継がれ、
皆伝の真台子は男性に限り、
女性では乱飾が最高の段階で、
お点前はもとより、体験に体験を重ねた修練の年数、知識、人格、茶道への貢献など、
あらゆる角度から考えて許さるそうです茶道部~茶わん~



資格は、『表千家講師』と『表千家教授』があります花

表千家講師
『表千家講師』の許しを得ると、
   弟子を取ることが許され、許状を申請することが出来るようになります。

【講師の資格条件】
   ・表千家同門会々員であること(同門会は、毎年、年会費1万円が必要)
   ・唐物以上を許されていること
   ・師匠からの紹介

  家元へ⇒ 申請料50,000円+玄関料10,000円+お供え10,000円
  師匠へ⇒ 御礼のお気持ち(上記と同じ額)

『表千家講師』と呼ばれる資格をいただく時にもらうのが「宗名」です。
自分で「宗」+漢字一字(自分の名前の一字を取るのが普通)を決めて、
申請書類に書きます花


表千家教授
【教授の資格条件】
   ・表千家同門会々員であり、入会期間が連続で20年以上
   ・年齢50歳以上
   ・許状(相伝)の取り次ぎ……弟子の許状(習事以上)の申請実績があると言うこと
   ・教授者講習会5課目修了から5年以上
   ・盆点の許しを受けてから10年以上



おゆるしもの
許し物は、その言葉のとおり「秘事」として相伝を授けられる人だけに、
その作法が教えられるものです。
その作法は公開しないことはもとより、
お稽古場でも、その許しを得ていない人の前ではしない厳しいものです茶道部~茶わん~
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着物

着物の袷単と衣 2009.09.06 |
着物は、1年を通じて手書き風シリーズハート
袷(あわせ)の着物と手書き風シリーズハート単衣(ひとえ)の着物に大別され手書き風シリーズハート
単衣の季節の中でも7・8月の盛夏は薄物を着ます手書き風シリーズハート
  1月~5月・・・・・・袷(あわせ)       
  6月・・・・・・・・・・・単衣(ひとえ)
  7月・8月・・・・・・・シャリ感があったり、ぱりっと涼しげなものや、絽・紗など透ける素材
  9月・・・・・・・・・・・単衣(ひとえ) 
  10月~12月・・・袷(あわせ)
基本的にはこのような、季節分けが言われています・・・が、あくまで基本です手書き風シリーズハート


お仕立:身丈・身幅・裄
着物を作る時に必要な寸法は、 身丈、裄(ゆき)、袖丈、前幅、後幅です。
●身長152cm、体重50kgくらいの体系の寸法キラキラY
身丈    裄        袖丈    後幅    前幅 
4尺      1尺6寸5分      1尺3寸        7寸5分      6寸
152cm     62.5cm        49cm      28.5cm     22.5cm
 
●身長160cm、体重笑kg
身丈    裄        袖丈    後幅    前幅 
4尺4寸    1尺8寸       1尺3寸       8寸       7寸       6寸
166cm     68cm        50cm       30cm       27cm      23cm

1丈=約 3.03m
1尺=約 33.3cm
1寸=約 3.03cm
1分=約 0.303cm
こちらのホームページで、丈尺寸分→cmへの寸法計算がすぐにできますキラキラY
着物大辞典 丈尺寸分→cmへ 

身丈キラキラY着物の全長
女性の場合、着物の身丈はご自分の身長と同じくらいの長さが、ちょうど良い長さです。
身長の前後5cm以内なら、無理なく着ることのできる範囲となります。
身長160cmの方:身丈は155~165cm(4尺1寸~4尺3寸)

男性の場合は、おはしょり(お腹のところで長さを調節するために
余分な部分を折りたたみ帯の下に出てくる部分)を
作らないため、女性の着物とは寸法の割り出し方が異なります。
おとこ物着物の場合:着物の身丈 身長-25cm(くるぶしが隠れるくらいの長さです)

身幅キラキラY着物の横幅
身幅は上の並み寸法を基準にし、ご自分の体系に合ったもの。
並み寸法の体系より太めでしたら幅の広めのもの、やせていたら狭めのものを。


裄丈キラキラY着物の背中から手にかけての長さ
背中の中心から手首の関節くらいまでの長さがあるものが良いです。

身幅裄丈   kimono_e-zu_02.gif   kimono_e-zu_01.gif





着物を着るために必要なものリスト晴れ着

a_2-6.jpg

1.着物
2.帯
3.長襦袢
4.帯揚げ:枕を背中に固定するために使います。
  帯揚げに枕を包み、背中に背負って前でしっかりと結ぶようになっています。
5.帯締め:お太鼓が崩れないように、固定するのに使用します。
6.和装小物
  ①帯板 :胴に巻きつけたり、帯の間にはさむことで、
        胴に巻きつける帯にシワが入らないようにするアイテムです。
  ②帯枕 :お太鼓結びをするための着付けの道具です。
        背中にうまくフィットして、お太鼓のラインがきれいに出るようにつくられています。
  ③伊達締め 2本 :長襦袢の前を止める帯のような役割をします。
  ④腰紐 5本 :着物を固定するヒモです。
  ⑤衿芯 :長襦袢につけた半衿の中に入れて、きれいなカーブの衣紋をつくる厚紙のようなもの。
  ⑥着物クリップ :着物の衿元が開かないように固定するアイテムです。
  ⑦半衿 :長襦袢の衿に縫い付けて使います。衿元の汚れを防ぐ役割をします。
7・和装下着
  ①足袋:洋服でいう、ストッキングやくつ下です。
  ②肌襦袢:いちばん下に着る下着です。汗をよく吸い取るものが理想的。
  ③裾除け
  ④タオル 3-4枚
8.草履
9.バッグ

bubunmeisyou_mae2.gif



着物の種類2009.09.06
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焼物と漆塗りの産地★一楽二萩三唐津

一楽、二萩、三唐津
という言葉は、聞いたことありますか?
お茶をされてる方なら、
耳にした事のある言葉だと思いますふるーつ☆Cultivation・キラキラ星
お茶のお道具の一つ、茶碗茶道部~茶わん~の評価の順位を表す言葉なんですよハート

お道具は、安いのもありますが、
展覧会のようなところに行くととっても、
すごいお道具が見れますハート
ホントすごくすごく桁違いな値段ですo<

私の今のお気に入りは、萩焼と織部ハート
萩焼は、品と自然な土の感じが好きです絵文字名を入力してください
長く使ううちに、渋みや味がどんどん出てきます音符ピンク2


茶碗・焼物の産地キラキラ
楽 萩 唐津 有田 伊万里 備前 九谷 瀬戸 美濃 
小石原 薩摩 高取 信楽 上野 常滑 京
aptyawan-map.jpg 

・らく 
楽茶碗は我国独特のやきものであり、徹頭徹尾、茶を点て茶を飲むために、
生まれ作られた茶碗です。

信楽・しがらき
滋賀県信楽の焼物。
無釉陶で小砂交りの土山、それが十分に焼成されて、
赤い火色を露わし、灰釉がかかって青・黄・褐色等の釉流れや、
煙掛りお焦げなどが出来て侘景色豊かに、
かつ水含みがよく、濡れ色の美しさから賞美されます。

伊賀・いが
三重県伊賀の焼物。
信楽と共に、日本六古窯のひとつで、歴史が古い。
信楽とは山一つ隔てた地続きで、同じ陶土を使うため、
信楽とは見分けが難しいが、それよりも頑堅であり、豪壮であり、変化に富みます。

瀬戸・せと
愛知県瀬戸の焼物。
やきもののことを「せともの」と呼ぶように焼物の代表です。
発祥は鎌倉時代で、中国の陶磁を写し、国産化しました。
中国の天目茶碗の写しなどが作られました。
茶入はそのほとんどが瀬戸です。
黒釉の中に柿釉、黄釉が現れます。

志野・しの
岐阜県美濃地方の焼物。
桃山時代に作られた日本で初めての白釉の陶器。
長石釉による柔らかい白肌が特徴です。
写実的模様よりはデフォルメされた象徴的なデザインが多い。
鉄絵具の用法によって絵志野、鼠志野、紅志野などがあります。

織部・おりべ
志野と同様美濃の焼物。
桃山時代の茶人古田織部の指導によって作られ、
形や意匠に意表をつくものが多く、大胆で個性豊かな焼物です。
白・黒・緑・茶などの釉薬を使い、形も模様も多種にわたります。

備前・びぜん
岡山県備前の焼物。
六古窯の中でも最も古い焼物です。
備前焼の源流は、古代の須恵器にまでさかのぼります。
無釉の焼締めで、土味をはっきりとだし、燃料の薪の灰が釉になったり、
窯変によってさまざまな景色が生じます。

唐津・からつ
佐賀県唐津の焼物。
大陸や朝鮮半島にも通じる港である為、唐津焼も朝鮮の影響が大きい。
地土は大体鉄気が多く、釉薬は失透性の青・赤・黄・枇杷色といった風で如何にも侘びた感じがあります。
茶碗においては「一楽二萩三唐津」といわれるように、茶陶として人気が高い。

・はぎ
山口県萩の焼物。
朝鮮陶工李勺光・李敬兄弟が御用窯として始めました。
陶肌がやわらかく、茶碗に茶を点てるとほんのり肌色が変化します。
土には吸水性があって、低い温度で焼くために、貫入を通してしみ込み、色合いが変化します。

京都・きょうと
桃山時代以降に京都で焼かれた焼物。
楽焼以外の京都での焼物をさし、一番の代表は清水焼。
瀬戸系、交趾系、色絵など多彩で、色絵は野々村仁清が出てから大きく発展します。


漆塗りの産地キラキラ
apurusi-map.jpg
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プロフィール

 美心

Author: 美心
心穏やに、心豊かに
☆愛・感謝・平和・美・自然・調和☆

誕生数44、太陽乙女26、月牡牛1、黄色い月の種