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利休にたずねよ

海老蔵さん主演の利休にたずねよを観てきました


堺市出身で、
お茶を習っていることもあり、
とても気になっていた映画でした


この映画は、
カナダで開かれた第37回モントリオール世界映画祭で、
芸術性の高い作品に贈られる最優秀芸術貢献賞を受賞しています。

利休演じる海老蔵さんと
利休の茶の師匠の武野紹鴎演じる市川團十郎さん
海老蔵さんと市川團十郎との
最初で最後の親子共演になった作品です。

秀吉に茶人として仕えていた利休、
利休の名声が高まるにつれ秀吉は心を乱していき、
利休を窮地に追い詰め、ついには切腹を命じます。
利休が切腹する日から順に遡って、利休という人間を突き詰めていく物語です。

秀吉に仰せのとおりにしますと言えば生き延びたかもしれないのですが、
利休は、自らの美学を貫き通し、命より茶を選びました。


歴史・文化映画と思っていたので、
ハンカチ要らない~って、

みていたら・・・

途中から、号泣

これ・・・
恋愛映画なんだ・・・
 高麗の高貴な女性と結ばれない運命・・・



お茶を習っているから、
茶道の心をここに持っていくの?と、
物語的には・・・でした

歴史や文化に興味がある方にはおすすめできない映画かな


でもでも、
海老蔵さんの所作や居住まいが本当に美しかったです
洗練されていて、無駄がないんです!
映し出される指先まで。

前のめりになって、
見入ってしまいました
衣装やお道具も美しい


このシーン、
column05_img01.jpg
高貴な人へお茶を点てる時、 
天目茶碗を天目台を用います
この天目台を使うお手前を台天目というのですが、
そうそう、お目にかかれるお手前ではないので、
見ていてすごく晴れやかな気持ちになりました
お稽古する時に、お稽古以外で点てる機会はないだろ・・・といつも思います




利休の奥さん役・中谷美紀さんの繊細な演技も素敵でした

利休を支えるよき妻、
複雑な心境が所々に出ていて、

この2シーン、

「ずっと想い人がいたのではないのですか?」

宗恩は利休の茶室にいて、
「最後に、私がお尋ねしたかったのは…」とつぶやくシーン、


切なさが伝わってきました



あと、利休の

秀吉から、「お前に帝までが夢中だ、なぜだ」と訊かれた時に、
「茶が人を殺すのでございましょう。
  人を殺しても、なお手に入れたい美しさがございます」


「私がぬかづくのは,美しいもののみにございます」


この言葉も心に響きました






利休は、
茶の湯を芸術の域にまで高めて、侘び茶を完成させたことで有名です。

利休は一生を通して「美しきもの」を求め続けました。
それも豪華絢爛な美ではなく、
最小限の中に、目立たない調和のとれた美
これは、欧米文化や中国文化にみられない、日本文化の特徴と言っても過言ではないでしょう。

そのこだわりが
楽茶碗や茶室に表れているのですよね。


以前、
普段と変わりないお稽古中に、
師匠に
『肘は張りましょう。綺麗に見えますよ。
 では、そろそろ美を追求してゆきましょうか。
  この言葉を伝えられて本当に嬉しいです』
というお言葉を頂きました。

お稽古は、来る日も来る日も同じことの繰り返しです。
身体で覚えるまで、ひたすら基本の繰り返しなのです。
ある程度、形を覚えたら、後は、その人の美意識の追及
それは、こうというものがなく、人それぞれで、自己研究なんです。

最初から「美」のことをいうと、
覚えないといけないのと、
見えないものへの対応で混乱するので、
その時がくるまで、言わなかったそうです。

映画を見ながら、
そのことをふっと思いだしました

生き方もそうですね、
人うんぬんではななく、自己研究。
美意識をもった生き方をしたいものです
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Author: 美心
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誕生数44、太陽乙女26、月牡牛1、黄色い月の種